私の母に胃がんが見つかったのは、私が中学生の時でした。手術で胃がんを摘出し、それから平穏な日々を過ごしたのですが、3年でがんが再発して、手術を繰り返したものの帰らぬ人となりました。
抗がん剤治療を受けていたら、ひょっとしたら、運命は変わっていたのかしら?と思うことも後にありました。
しかし、抗がん剤治療は延命治療であると仰っているお医者さんがいました。
長尾和宏さんというお医者さんによると、抗がん剤でがんが治ったという人の場合、99%手術でがんを摘出し、あとの1%を抗がん剤で抑えたということも言...
続きを読む≫ 2014/05/08 22:54:36 メイン
私は母が亡くなった時に大泣きするでもなく、黙々と病室の片づけを始めました。その傍らで、母の妹である叔母が泣き崩れていました。
叔母は看護婦さんなので、仕事柄、何度もこんな場面を見ているだろうと思われましたが、それでも、姉の死を悲しむ妹として、感情をストレートに出していました。叔母に後で、私が病室の片づけを淡々としていたので、えらいなあと思ったと言われました。
でも私はえらかったわけではないのです。私も自分の感情をストレートに表現していたのです。
私は母が亡くなった瞬間は悲しみより、安堵感のほうが...
続きを読む≫ 2014/05/08 22:55:05 メイン
抗がん剤治療が延命のためだとしたら、抗がん剤治療を望むのはがんになってしまったご本人なのではないかと思います。
できるだけ長い時間、家族と過ごしたいなどという強い思いがあり、抗がん剤治療を選択するのではないかと思います。
そうであれば、抗がん剤治療を受けるご本人は、抗がん剤治療を頑張っているという強い意識を持ったほうがいいと思います。
なぜなら抗がん剤治療には、耐え難いほどの副作用が襲ってくる場合もあるからです。
抗がん剤の副作用に負けずに、頑張った先に抗がん剤治療の成功もあると言えます。
抗が...
続きを読む≫ 2014/05/08 22:55:37 メイン
コラム「抗がん剤治療は本人の意思で」について、Sakuyuさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/6/15)

ありがたいことに私の周りにはガン患者も、ガンの罹患経験者もいません。だから、私にとってはガンという病気は遠い存在です。そうは言っても、日本人の死亡原因としてけっこうな割合だと聞いたことがあるので、夫と一緒にガン保険に加入しています。もし、自分や身内がガンになってしまったらということは正直考えたくありません。未経験のものに対する恐怖しかないのですが、それでも、ガンだ...
コラム「抗がん剤治療は本人の意思で」について、Miki Akamiさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/7/3)

私の父も初期の胃がんでした。手術で胃の4分の3摘出し、今は再発はしておらず元気です。父の場合は普通に告知されてました。私も子宮けいがんの検診で再検査になり、細胞の組織検査などを定期的に続けています。中度異形成でがんになり得る細胞があるということですが、本来なら予防のために手術もあるのでしょうけれども、定期検査で進行が見られれば手術という話しです。実際に自分が...
「抗がん剤治療は本人の意思で」へのMikiAkamiさんのコメント
私の父も胃がんが7年前に発覚しました。しかし、初期がんだったために手術をし、幸い発病はありません。私の知人は子宮けいがんから転移し再発しました。その知人は抗がん剤治療を選択しました。確かにがんの告知は当たり前になってきていますし、治療も本人の意志が大事になってくるのでしょう。私も子宮けいがんの異形成で今も定期検診を欠かせないのですが、もしがんが発病したときには、治療に関して自分の意志で治療したいです。


本人の意思で抗がん剤治...
「抗がん剤治療は本人の意思で」についてのTakominさんのコメント
抗がん剤治療はとても苦しいものであると聞いたことがあります。実家の母も癌になりましたが、抗がん剤は使用するということはありませんでした。でも、もし母なら抗がん剤治療はきっと嫌がるだろうなと思います。もちろん家族は生きてもらいたいと思いますが、もし本人が抗がん剤治療はしないと決めたなら、その意思を尊重したいと思うのです。ただ、それはとても大変な覚悟でもあると思うのです。どうしても、死なないでほしいという自分の希望が、つい出てしま...
「抗がん剤治療は本人の意思で」についてのAnhMotherさんのコメント
私は実父を5歳の時に胃がんで亡くしました。ですからろくに顔も覚えていませんし、当時は胃がんが見つかった時点で殆ど生きられない、というご時勢だったのだと思います。まだ抗がん剤も使われていなかったのかな。そして、実母も乳がんで乳房を摘出しましたが、再発もなく現在も達者に暮らしています。両親共にがんになっているので、自分もなるかなぁと漠然と考えているのですが、自分は苦痛に弱いので、なるべく早く楽にして欲しい、というのが本音ですね...